ジオパーク学習センターのジオ太郎です。(^^♪
今回は、ジオパーク学習センターで行っている学校教育支援「理科の学習~土地のつくりと変化~」を一部紹介します。毎年たくさんの学校が来館しています。実験や体験学習などを通して楽しく深く学ぶことができます。 ▲学校から特に指定が多いのがジオパーク学習センターの体験学習「岩石標本観察」です。すべて男鹿産の岩石を使います。小学校は堆積岩(砂岩・泥岩・礫岩)の違いをルーペや手触りなどで観察します。グループごとに話し合いながら進めていきます。中学校は火成岩(火山岩・深成岩)の違いも併せて観察します。 ▲こちらも学校から指定が多い「火山噴火実験」です。迫力があり、火砕流についても観察します。防災教育にもつながります。 ▲こちらは火山・寒風山のできかたを観察する火山噴火実験です。溶岩の粘りの違いと山のできかたを考えます。 ▲こちらも学校から指定が多い、子どもたちに人気がある体験学習「液状化現象実験」です。地震が発生した時の土地の様子を観察します。「マンホールが地面から飛び出してきた」という歓声が上がります。 ▲ほとんどの学校は、ジオパーク学習センターで学んだあと、実際に地層観察に安田海岸などに出かけますが、雨天の場合はジオパーク学習センターで安田海岸のバーチャル地層観察などができます。 ▲ジオパーク学習センターでは約7000万年間の地層が観察できる男鹿半島・大潟ジオパークの紹介もしています。写真はその中で日本列島のできかたを解説しているところです。 ▲東北日本が自然豊かな地域となった大地の変化についてもみんなで考えてみましょう。 ▲「いろいろな噴火のしかたがあるんだね!!」。こちらは男鹿半島のジオサイト・目潟火山群がどのようにして噴火したのかを紹介する教材です。
▲こちらはジオパーク学習センターの学びを基に、実際に安田海岸(あんでんかいがん)に出かけて野外観察をしているところです。砂岩・泥岩の違い、火山灰層、貝化石層、傾斜不整合、断層と大地の変化を幅広く学ぶことができます。 ▲「ほらっ!!溶岩が流れた跡があそこだよ」。こちらは男鹿半島のジオサイト・寒風山で火口を観察しながら火山噴火や溶岩の流れについて学んでいるところです。
今回はジオパーク学習センターの学校教育支援の一部を紹介しました。ジオパーク学習センターは、「理科」のほか、「社会」、「総合的な学習」、「防災教育」など様々な教育目的に幅広く利用されています。また学習センターで学んだ後の野外観察地も安田海岸、寒風山のほか、入道崎や西海岸方面も活用されています。授業だけでなく、修学旅行として利用する学校も増えてきました。スケジュールや教育目的に合わせて対応しますのでお気軽にご相談ください。