ジオパークとは?
ジオパークは地球の歴史を学び、楽しむことのできる「大地の公園」です。 この「大地」には、地形・地層はもちろんですが、大地の上に成り立っている自然、温泉や農林水産物といった恵み、そこで暮らす人々が育んだ歴史や文化も含まれています。男鹿半島・大潟ジオパークのテーマと特徴
約30㎞四方の比較的コンパクトな当ジオパークには、日本列島が大陸から分かれ、日本海を形成し、大規模気候変動による環境の移り変わりを経て今日に至った、過去7,000万年間の地層を順番に観察できる露頭がそろっています。また、日本最大の潟湖「八郎潟」から誕生した日本最大の干拓地大潟村は、他のジオパークにはない、「大地と人の物語」に恵まれています。
テーマ
半島と干拓が育む人と大地の物語
エリア
「男鹿半島・大潟ジオパーク」は、秋田県中央部の海側、日本海に突き出た男鹿半島の大部分を占める男鹿市、その東側に隣接する八郎潟を干拓し誕生した大潟村を範囲としています。男鹿半島・大潟ジオパークの魅力
日本列島のでき方がわかる地層博物館・男鹿と、日本で2番目に大きかった湖の底にできた人工の大地・大潟。 恐竜がいた7,000万年前から現在までの大地の歴史、人の歴史を連続して見ることができる日本唯一のジオパークです。「男鹿のナマハゲ」に代表される文化や歴史、自然、動植物に加え、大地の豊富な恵みが育む食文化とそれらを担う人々の生活など、「大地と人の物語」に恵まれていますこの地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1地形図を使用した。(承認番号 平27情使、第49-GISMAP36137号)
男鹿半島・大潟ジオパークの記録
- 平成20年9月
- 秋田大学で行われた日本地質学会市民講演会で、白石建雄秋田大教授(当時)が男鹿・ 潟上・大潟地域のジオパーク構想を提唱
- 平成21年12月
- 事務レベルによる検討・打ち合わせを開始
- 平成22年3月
- 「男鹿半島・八郎湖ジオパーク」構想として協議会発足
- 平成22年10月
- 「男鹿半島・大潟ジオパーク」構想と名称変更
- 平成23年1月
- 日本ジオパークネットワーク準会員加盟
- 平成23年2月
- 国立大学法人秋田大学とジオパーク活動における連携も含めた連携協定締結(男鹿市)
- 平成23年4月
- 日本ジオパーク加盟申請書提出
- 平成23年5月
- 日本ジオパーク加盟公開プレゼンテーション
- 平成23年8月
- 日本ジオパーク委員会による現地審査
- 平成23年9月
- 日本ジオパークネットワーク加盟認定(9月5日)
- 平成24年3月
- 『アクションプラン2012』策定
- 平成24年8月
- 拠点施設「男鹿市ジオパーク学習センター」開館
- 平成24年9月
- 第1回東北ジオパークフォーラム開催
- 平成25年3月
- 男鹿半島・大潟ジオパーク公式ホームページ公開開始
- 平成25年12月
- 秋田県ジオパーク連絡協議会設立
- 平成26年3月
- 男鹿半島・大潟ジオパーク推進協議会認定ガイド誕生(13名)
- 平成26年5月
- 渡部会長(男鹿市長)が日本ジオパークネットワーク理事に就任(平成28年5月再任、平成29年4月辞任)
- 平成26年5月
- 男鹿半島・大潟ジオパーク認定ガイドによるガイドの会発足
- 平成26年5月
- 大潟村案内ボランティアの会が、男鹿半島・大潟ジオパーク推進協議会認定ガイド団体となる
- 平成26年10月
- 第29回国民文化祭・あきた2014で「大地に学ぼうジオパークの祭典」開催
- 平成27年2月
- 男鹿半島・大潟ジオパーク推進協議会新規認定ガイド誕生(15名)
- 平成27年6月
- 秋田県ジオパーク専門研究統括会設置
- 平成27年9月
- 日本ジオパーク再認定審査現況報告書提出
- 平成27年10月
- 拠点施設「大潟村干拓博物館」ジオパークコーナー拡充リニューアル
- 平成27年11月
- 日本ジオパーク委員会による日本ジオパーク再認定現地審査(2日~4日)
- 平成27年12月
- 日本ジオパーク再認定(14日)
- 平成28年3月
- 『アクションプラン2016』策定
- 平成28年5月
- 秋田県ジオパーク連絡協議会として、秋田県知事へジオパーク活動の推進について要望書を提出
- 平成29年2月
- 男鹿半島・大潟ジオパーク推進協議会新規認定ガイド誕生(7名)
- 平成29年8月
- 男鹿半島・大潟ジオパークフレーム切手贈呈式・販売開始
- 平成29年10月
- 第8回日本ジオパーク全国大会2017男鹿半島・大潟大会 開催
- 平成30年3月
- 男鹿半島・大潟ジオパークガイドの会、大潟村案内ボランティアの会、両会ともに年間案内者2,000人を達成
- 平成31年4月
- 推進協議会総会にて男鹿半島・大潟ジオパークの新規重点項目として、持続可能な男鹿半島・大潟地域づくりを提唱。 『ジオパークでつくる地域の明日』への取り組みを開始。
- 令和元年10月
- 男鹿半島・大潟ジオパーク推進協議会「応援商品」制度発足(8商品登録(令和3年12月現在))
- 令和元年10月
- 日本ジオパーク委員会による日本ジオパーク再認定審査(16日~18日)
- 令和元年12月
- 日本ジオパーク条件付き再認定(25日)
- 令和2年2月
- 男鹿半島・大潟ジオパーク推進協議会新規認定ガイド誕生(14名)
- 令和2年3月
- 『アクションプラン2020』策定
- 令和2年11月
- 自然災害の記録を防災・減災へ生かす、自然災害伝承碑調査活動を開始
- 令和3年1月
- 自然災害伝承碑登録推進JGNワーキンググループ発足
- 令和3年2月
- 拠点施設「男鹿市ジオパーク学習センター」来館者数2万人を達成
- 令和3年8月
- 男鹿半島・大潟ジオパークエリア拡大(男鹿国定公園の普通地域(海域部分)を追加)
- 令和3年9月
- 秋田県生活環境部自然保護課と『男鹿半島・大潟ジオパーク並びに男鹿国定公園における活動促進のためのパートナーシップ協定』を締結
- 令和3年10月
- 『男鹿半島・大潟ジオパーク基本計画 2021-2030』を策定
- 令和3年10月
- 拠点施設「大潟村干拓博物館」ジオパークミニコーナーを設置
- 令和3年11月
- 日本ジオパーク委員会による日本ジオパーク再認定審査(19日~21日)
- 令和4年1月
- 日本ジオパーク再認定(28日)
- 令和4年2月
- 男鹿半島・大潟ジオパーク推進協議会新規認定ガイド誕生(2名)
- 令和4年10月
- 第12回日本ジオパーク全国大会白山手取川大会分科会「自然災害伝承碑とジオパーク」で活動事例を発表
- 令和5年2月
- 男鹿半島・大潟ジオパーク推進協議会新規認定ガイド誕生(6名)