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名称 |
門前海岸 |
一言説明 |
海からみると魅力的 |
キーワード |
地質自然綺麗 |
指定・登録 |
男鹿国定公園 |
保全法令等 |
自然公園法 |
門前地区から北へ向かう男鹿半島西海岸沿いの道路は昭和45(1970)年に「大桟橋有料道路」として自衛隊の手で開通しました(現在は無料開放され県道59号線)。それ以前は船が主要な交通機関となっていました。
西海岸の断崖と日本海は壮観な景観をつくり出しています。この断崖は約3,000万年前、日本列島がユーラシア大陸の東の端にあった時代の火山噴火で引き起こされた泥流が堆積したと考えられており、風化した岩石は様々な造形をつくり出しています。
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名称 |
竜ヶ島 |
一言説明 |
龍が昇るがごとく |
キーワード |
地質自然綺麗 |
指定・登録 |
男鹿国定公園 |
保全法令等 |
自然公園法 |
竜が天に昇っていくように見えることから名付けられた高さ30mあまりの大きな島です。菅江真澄が「打ち寄する波の音の間にまかせつつ、永遠に動かぬ島のとおとさ」と詠っています。以前は海側から眺めると、まるで竜が昇るようにも見えましたが、昭和14(1939)年の男鹿地震で竜の頭の部分が大きく崩れてしまいました。
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名称 |
門前大滝 |
一言説明 |
海上安全を祈願した信仰の滝 |
キーワード |
自然癒し綺麗 |
指定・登録 |
男鹿国定公園 |
保全法令等 |
自然公園法 |
男鹿半島西海岸には切り立った断崖を流れ落ちる滝が幾筋もあります。門前大滝はその中でも最大のもので、高さが約60mあります。もともとは単に「大滝」という名前でしたが、男鹿には八望台の近くにも大瀑があるので、まぎらわしくないよう地名を冠して呼ばれています。かつて滝壺に不動明王を祀っていたころは、船乗りたちが海上安全を祈願する信仰の滝でした。
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名称 |
舞台島 |
一言説明 |
漢の武帝が降り立ち、巫女舞い踊る |
キーワード |
地質歴史伝説 |
指定・登録 |
男鹿国定公園、日本の奇岩百景 |
保全法令等 |
自然公園法 |
その昔、漢の武帝が降り立ち、巫女に舞を踊らせたという言い伝えが残されています。島という名ですが、実際には陸続きで、海面からの高さ約60mの平らな頂上部は、天空の舞台のようです。多くの絵図にも描かれており、江戸時代にはこの名で呼ばれていました。
舞台島は火山噴火によって生じた玄武岩質の岩石で構成されます。そして、波食台と呼ばれる、波に侵食された平らな地形になり、その後隆起したと考えられています。
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名称 |
孔雀の窟(こうじゃくのいわや) |
一言説明 |
ニホンユビナガコウモリの繁殖地 |
キーワード |
地質自然歴史 |
指定・登録 |
秋田県指定天然記念物、男鹿国定公園 |
保全法令等 |
秋田県文化財保護条例、自然公園法 |
男鹿半島の西海岸には、大小10カ所以上の洞窟が点在しています。洞窟は岩石の柔らかい部分が長い時間をかけて波で侵食され、えぐりとられた海食洞です。孔雀の窟(こうじゃくのいわや)は西海岸の洞窟の中では規模が最も大きく、ニホンユビナガコウモリの繁殖場所としても知られています。伝説によれば、洞窟の一番奥に岩の扉があり、その中に女神がこもっていると言われています。
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名称 |
蝙蝠の窟(こうもりのいわや) |
一言説明 |
ニホンユビナガコウモリの繁殖地 |
キーワード |
地質自然歴史 |
指定・登録 |
秋田県指定天然記念物、男鹿国定公園 |
保全法令等 |
秋田県文化財保護条例、自然公園法 |
蝙蝠の窟(こうもりのいわや)は、その名のとおり、県の天然記念物に指定されているニホンキクガシラコウモリ、ニホンユビナガコウモリの2種類のコウモリが1万匹以上も生息していると言われています。菅江真澄の図絵には洞窟に船が入る様子が描かれていますが、現在は隆起し、海面から3mほどの場所に入り口があります。
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名称 |
大桟橋(だいさんきょう) |
一言説明 |
天然の石橋 |
キーワード |
地質綺麗体験 |
指定・登録 |
男鹿国定公園、日本の奇岩百景 |
保全法令等 |
自然公園法 |
長い時間の波の侵食によってえぐられてできた高さ10mの天然の石橋です。現在は陸続きになっていますが、江戸時代の初めには陸から離れていたことが記録に残されています。地球のダイナミックな動きを感じることができます。
大桟橋は火山噴火によって生じた玄武岩質の岩石で構成されています。約3,000万年前の火山活動と波がつくり出した自然の地形を海から見る観光遊覧船からの眺めがオススメです。
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名称 |
白糸の滝 |
一言説明 |
西海岸の断崖を、絹糸のように流れる |
キーワード |
自然綺麗癒し |
指定・登録 |
男鹿国定公園 |
保全法令等 |
自然公園法 |
陸上から見ることのできない滝で、本山から真っ直ぐに断崖を流れ落ちる様が、白糸の乱れ飛ぶ姿に見えることから、江戸時代の初めには既にこの名で呼ばれていました。白糸の滝は観光遊覧船から見ることができます。
男鹿半島の雄大な自然は「男鹿国定公園」として保護されると同時に観光の重要な資源ともなっています。市域の約1/3となる8,156haが昭和48(1973)年に指定されました。
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名称 |
鬼の投岩 |
一言説明 |
鬼が投げた? |
キーワード |
地質伝説歴史 |
指定・登録 |
男鹿国定公園 |
保全法令等 |
自然公園法 |
門前漁港から磯づたいに歩いていくと、かつて行われていた大謀網の船着き場と、朽ちて倒壊した番屋跡があります。ここにぽつんと立っているゴツゴツした岩が「鬼の投石」です。かつて、鬼が赤神神社五社堂の石段を築いた時、あと1段のところで完成できなかった腹いせに、放り投げたと伝えられています。