ジオパーク学習センターに、払戸小学校6年生のみなさん、獨協大学のみなさんが来館しました。

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

暑い日が続きますが、秋になり、トンボが飛んでいます。夜になると虫が鳴いています。

先週は、払戸小学校6年生、獨協大学3年生のみなさんが来館しました。その様子を

少しご紹介します。

最初は、払戸小学校6年生のみなさんです。

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▲堆積岩の「岩石標本観察」をしています。様々な方法で堆積岩の種類をみんなで話し合いながら考察します。そのあと、火山噴火実験や液状化現象実験、火山灰の顕微鏡観察を行い、防災についても考えました。

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▲寒風山の頂上から寒風山の噴火の様子を観察し、その後でみなさんの小学校の場所を探しました。写真は、目の前に広がる砂丘地帯がどのように形成されたのかをみんなで想像しているところです。その後、「鬼の隠れ里」に向かい、ピラミット型の地形がどのようにしてできたのか、みんなで考察しました。

続いては獨協大学3年生のみなさんです。IMG_3553

▲みなさんに男鹿半島・大潟ジオパークの主な特徴を紹介しました。写真は「男鹿の石焼料理」に使う石について解説しているところです。その後で、人気のある学習センターの体験学習教材を幾つか体験していただきました。

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▲寒風山の頂上から当時の火山活動の様子や目の前の砂丘地帯がどのようにいて形成されたのかを観察していただきました。寒風山の貴重な半自然草原とその保全活動、また「鬼の隠れ里」ではその地形を見てそのできかたを想像していただきました。その後で「八望台」に出かけ、目潟火山群や戸賀火山を観察しました。半日の旅でしたが、地球のダイナミズムを満喫していただいたと思います。
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おおがたむらのいきものかんさつ

こんにちは。さきいかです????

9月3日、博物館にて「おおがたむらのいきものかんさつ」が開催されました。
参加者は少人数でしたが、その分ミッチリ濃い~観察会となりました☺

「嫌い」「怖い」「気持ち悪い」・・・と言われることが増えた昆虫たち。
多くの生きものの食べ物になったり、花粉を運んだりと生態系のバランスを保つために昆虫たちはとっても大事な存在なんです☺

さっそく生きもの探しに出発~♪
なんの生きものが捕れるかなo(^o^)o?
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さっそくゲット!?

みんな夢中で生きもの達をさがしています☺

たくさん捕まえた生きもの達を博物館内で観察☺

キアゲハやトンボ、カマキリ、コオロギなどたくさんの昆虫の他にもザリガニをゲット♪

図鑑を見ながら詳しく教えてもらいました✐
ザリガニを片手にカマキリを観察(゜ω゜)!なんて器用なんでしょう( ´▽`)♢

観察後、ザリガニ以外は自然に戻しました(*’-‘)ノ
観察させてくれてありがと~(*’-‘)ノ

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ジオパーク学習センターから。学校教育関連の「秋の団体ご予約」はお早めに!!

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

ジオパーク学習センターには、おかげさまで今年も秋の学校教育関連の団体申し込み予約が数多く入っております。団体の来館申し込み・ご相談はお早めにどうぞ!!

それでは、教育関連で、特に人気のあるジオパーク学習センターの教材をいくつか紹介しましょう。

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▲こちらは、理科「土地のつくりと変化」に対応した人気のある体験学習「岩石標本観察」。堆積岩や火成岩の見分け方など、理解しやすい教材を用意しています。あいうIMG_2340

▲火砕流も観察できる迫力のある火山噴火実験。防災教育にもつながります。IMG_2038

▲こちらも人気のある火山噴火実験。火山・寒風山をイメージした2種類の溶岩の粘りの違いによる火山噴火の様子が観察できます。IMG_2422

▲防災学習に合わせた液状化現象実験。子どもたちが自ら体験できるので、人気があります。

このほかにも教育目的に合わせた教材が多数ありますので、お気軽にご相談ください。最近では理科、社会、防災、環境、地域活性化など教育目的が広がってきています。

 

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秋田拠点センターアルヴェにて「まるごと体験!あきたのジオパーク」が開催されました!

こんにちは。さきいかです????

先日、秋田魁新報さんが発行している「郷」に我らがたかみーが登場しました❁
ご覧になりましたか?
男鹿半島・大潟ジオパークの魅力をたっぷり伝えていますので、まだご覧になっていない方はぜひご覧ください!

さて、8月17日にアルヴェで「まるごと体験!あきたのジオパーク」が開催されました。
秋田県内4つのジオパークが大集合しました♪

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男鹿半島・大潟ジオパークでは缶バッジ作り、ストーンアート作り、貝がらビーズストラップ作りをしました。
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暑い日でしたが、子ども達も親御さんも汗をかきながら(ポスカのインクがブッシャーとなるハプニングもありながら・・・)
オリジナル作品をたくさん作ってくれました☺

ご来場のみなさま、ありがとうございました☺

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顔を見ているだけで楽しいよ!!ジオパーク学習センターで、季節展示「男鹿で見つけたトンボ」のミニ展示

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

「顔を見ているだけで楽しいよ!!」♪♪

秋の季節に合わせて、ジオパーク学習センターでは、「男鹿で見つけたトンボ」の季節限定のミニ展示を行っています。地球上の昆虫の歴史や生物の多様性を考える機会になればーと思います。IMG_3457 ▲数年前にジオパーク学習センターの周辺や寒風山の半自然草原などで見つけた数種類のトンボを展示しました。いろいろな種類のトンボの顔を見ているだけでも楽しいですよ。トンボの複眼や単眼も観察してみましょう。IMG_3460

▲アカトンボを学習センターにあった材料で作ってみました。ちょっと、かわいいでしょ!!

秋の放課後校外学習など団体予約の場合は、トンボの生態について大画面で学ぶこともできます。この秋、身近な昆虫を通して昆虫の歴史や生物の多様性を考えてみませんか!!

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大潟村でツバメのねぐら入りを見よう!

大潟村地域おこし協力隊のよっしーです。
連日危険な暑さが続いていますが、みなさん夏バテなどは大丈夫でしょうか。
さて、この暑さの中も元気に飛び回っている野鳥はというと、あまりいないですね。あまりにも暑いので、昼間は木陰などで休んでいるのかなと思われます。
このような猛暑の時期のバードウォッチングは、早朝と夕方が適しています。
今回は夕方の野鳥観察でおすすめのツバメのねぐら入りを紹介したいと思います。
その前に、ツバメについて簡単にご説明します。

大潟村で見られるツバメは、ツバメとショウドウツバメとアマツバメ

大潟村で見られるツバメは、ツバメとショウドウツバメとアマツバメだそうです。

ツバメ
ツバメ

ショウドウツバメ
ショウドウツバメ

今現在(2023年8月25日)で確認できているのは、ツバメとショウドウツバメです。
ツバメは大潟村で繁殖していますが、ショウドウツバメは主に北海道で繁殖して南下するときに大潟村へ立よります。
お盆過ぎあたりからショウドウツバメが見られています。(※アマツバメはまだ確認できていません)

ツバメとショウドウツバメの違い

ツバメとショウドウツバメの違い
ツバメは喉が赤茶色で、比較して少し体が大きいです。
ショウドウツバメは胸に黒線が入っていてツバメと比較すると体は少し小さいです。

ツバメのねぐら入り


少し暗くてわかりずらいのですが、ツバメの声と羽音でもその数の多さや飛ぶ速さは伝わったでしょうか?
場所は、保護区に近い西部承水路です。ヨシの面積が多く生えている場所に、大潟村のツバメと男鹿市の若見方面からのツバメが西部承水路を目指して一斉に集まってきます。その数や声、羽音に圧倒されまること間違いなしです。
【2023年8月10日19時ごろ撮影】


西部小水路で、男鹿市の若美方面からねぐらを目指すツバメの映像です。撮影日は風が強い日ということもあり、徐々にあつまってきている様子です。
【2023年8月15日19時ごろ撮影】

現在(2023年月24日)は、ねぐらが少し船越よりに移動していましたが、ねぐら入りが見られました。
ツバメだけでなく、ハクセキレイやスズメ、コムクドリなどの野鳥もヨシで眠るらしく、周辺で見られる確率が高いです。
ハクセキレイ

ハクセキレイも夕方道路に集まってきて、ヨシにねぐら入りします。

ぜひ、この夏ツバメが南へ帰ってしまう前にねぐら入りを見学してみませんか?
ツバメの数に圧倒されること間違いなしです。
この貴重な生息環境も未来のツバメや野鳥、子どもたちのために守っていきたいですね。

「とりっこフレンズ」SNSと特設ページ

◆インスタグラム
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◆ツイッター
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◆特設ページ
とりっこフレンズへようこそ! | 大潟村干拓博物館 (vill.ogata.akita.jp)

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県外からSDGs探究の教育旅行モニターツアーのみなさんが来館

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

8月上旬にSDGs探究を目的とした教育旅行モニターツアーのみなさんが来館しました。「火山の箱庭・寒風山を探究」プログラムに合わせて、ジオパーク学習センターで寒風山のできかたが理解できる「マグマと火山噴火」の実験などを観察した後で、実際に寒風山に出かけ、そのダイナミックな火山地形を見学しました。併せて「未来に残したい草原の里100選」に選定された寒風山の壮大な半自然草原を見学いただきました。IMG_3454

▲寒風山でダイナミックな火山地形を見学するモニターツアーのみなさん。実験や現地観察を通して地球科学、防災、生物の多様性などを深く学ぶことができます。SDGs関連の教育旅行に適していますのでご利用ください。

Category : お知らせ

8月22日はジオパークの日

こんにちは。さきいかです????

お盆期間中、ゴジラ岩を見てきました。
たくさんの観光客をおもてなししておりました☺
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とても暑そうです(;´Д`)
ゴジラ岩上空の雲が湯気のようです。

とっても暑い日でしたが、海も綺麗で感激~(☆☆)
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※サンダルを履いた方がとても多かったですが、ゴツゴツした岩場ですので履き物にはご注意下さい!

 

そして話は全く変わりますが、
明日、8月22日はジオパークの日????✨
2009年8月22日、日本で初めて世界ジオパークが誕生した記念として制定されました。
このとき、世界ジオパークに認定された場所は3カ所。
☆洞爺湖有珠山ユネスコ世界ジオパーク(北海道)
☆糸魚川ユネスコ世界ジオパーク(新潟県)
☆島原半島ユネスコ世界ジオパーク(長崎県)  の3カ所です。
遠くてなかなかいけませんが、ぜひ訪れてみたいです☺

今年5月には、白山手取川ジオパーク(石川県)も世界ジオパークとして認定されました☆
地球上の陸地で日本の面積が占める割合はわずか0.29%!
狭い国土にたくさんの地質遺産があふれています☺

Category : お知らせ

ジオパーク学習センターで「男鹿市・春日井市児童交流学習会」が開かれました。

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

8月上旬にジオパーク学習センターで「男鹿市・春日井市児童交流学習会」が開催されました。男鹿半島の大地のできかたや防災、愛知県と男鹿市の歴史的なつながりについて学習しました。あIMG_3447

▲溶岩の粘りの違いと寒風山のできかたについて火山噴火実験で観察しました。その後、火砕流を観察できる火山噴火実験を行い、防災についてもみんなで考えました。えIMG_3448

▲地震の際の液状化現象についても体験学習しました。IMG_3451

▲学習センターの「おもしろ不思議数学体験」のミニコーナーもたいへん人気でした。ちょっと気軽に理数探究、みなさんも学習センターで挑戦してみてはいかが!?

Category : お知らせ

八郎潟の生い立ち

こんにちは。さきいかです????

毎日暑いですね~(~_~;)
日本はいつからこんなにも暑くなってしまったのでしょうか(~_~;)

こんなに暑いと北極や南極の氷が溶けて、海面が上昇し国が沈んだり生態系が壊れたり・・・
いろんな現象がおきてきますね。
1mの海面上昇で、秋田県・山形県・東京都・福井県・京都府などの砂浜が完全に消える!?という衝撃的なニュースをネットで発見しましたΣ(゜д゜

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さてここからは、海面水位の変化によってどのように八郎潟ができたのかお話ししたいと思います☺

地球は寒い時期(氷河期)と暖かい時期(間氷期)を繰り返していて、現在は暖かい時期です。
今から約10000年前ごろは寒い時期で、海面は低い状態でした。そのため男鹿半島と本土は陸続きでした。
八郎潟も陸だったんですよ!↓(薄黄色い部分が陸)

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その後約6000年前ごろ、暖かい時期になり海面が上がり、男鹿は本土とつながりが切れて島になりました。
その名も”男鹿島”。↓

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このとき八郎潟は浅い海でした☺

そして、海水温が高かったので現在は秋田より南の海でしかみられない”チリメンユキガイ”なども住んでいたんですよ~↓
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約4000年前ごろにだんだん寒くなり、海面が下がると海底に作られた砂嘴(さし:水流で運ばれた砂などからなる細長い高まり)が顔を出し、干拓前の姿に近くなってきました!↓

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そして約2000年前ごろ、砂嘴がますます発達。
北部にある海水の出入り口もふさがり、八郎潟が完成!↓

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こうして長い年月をかけて八郎潟は出来上がりました☺

次に来る氷河期が50000年先とも言われていますが、2030年代にミニ氷河期が来るという説もあります。
海面水位によって再び日本の形が変わってしまう・・・なんてこともあるかもしれませんね(‘_’)

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