吉永小百合さんが秋田県立美術館の大壁画「秋田の行事」を見ているCMが印象的な「秋田デスティネーションキャンペーン」が現在開催されています。
さまざまなおもてなしイベントが行われていますが、本日紹介させていただくのはイベントではなくこちら!
男鹿のなまはげ伝説発祥の地「五社堂」です。
鬼が積んだ999段の石段伝説と、最盛期には9つのお寺と48の宿舎が立ち並んだといいます。修験者たちが歩いた大峰道(おおみねみち)とおやまかけなど、男鹿の文化や伝説を語る上で欠かせない場所です。
そんな五社堂に掲示されているこの絵図
江戸時代の初めころ、狩野派の狩野定信さんが当時の門前から西海岸地区の様子を描いた「男鹿図屏風」(県指定文化財)の写しです。
さながら西海岸を飛ぶ鳥が見たような視点で描かれ、島めぐりをして宴会に興じるなど、当時の様子を伝えるこの絵巻にはあるものが描かれていません…それは…
ゴジラ岩。当然ですよね、江戸時代にゴジラいるわけないですもの。これじゃなくて
ゴジラ岩がいる潮瀬崎が描かれていないんです。。。
これは狩野さんが描かれた時代は今より海水面が高かったのか、それとも地形が隆起してきたものか
はたまた別の場所からやってきたのか… ←
そんな現在とは違う当時の景観に想いをはせることも出来ます。
さて、現在五社堂入口の長楽寺駐車場には臨時案内所が開設され、ガイドや杖の貸し出しを行っているほか、土日祝日には軽食の販売も行われます。
期間は11月末日までの10時から15時となっておりますので、男鹿のジオサイト見学の休憩の際にはぜひ立ち寄ってみてください♪
臨時案内所の詳細についてはこちらをごらんください。
だい