首都圏からようこそ、男鹿半島・大潟の大地の旅へ

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

今回は、先週、ご来館いただいた首都圏からの「大地の旅」ツアーのみなさんを紹介します。約1時間ほど、館内を解説員の説明と合わせて見学いただきました。そのあと、実際に自分たちで主なジオサイトを回り、大地の様子を体感しました。IMG_2247 ▲「かんらん岩は、思ったより重いわ」。男鹿半島の主な岩石に触れながら、地球のダイナミックな動きを想像しています。

いろいろな質問や意見が出て、みんな楽しそうです。

ジオパークの旅をする県外からの来館者が目立つようになりました。地球をまるごと楽しむジオパークの旅、ご堪能ください。ご来館お待ちしております。

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おいでよ!東北ジオパーク2022!!が開催されました

8月28日(日)に東北ジオパークフォーラム「おいでよ!東北ジオパーク2022!!」が開催されました。

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このイベントは、宮城県仙台市にある「泉パークタウン タピオ」を会場に、東北のジオパークが体験ブースや展示ブースを出展し、多くの方にジオパークの楽しさや魅力を発信するものです。

当ジオパークからは、秋田県内特別ジオガチャや貝殻ストラップづくり、缶バッチづくりなどを出展し、多くのお客様からジオパークを楽しんでいただきました(^-^)

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貝殻ストラップづくりでは、お子さんだけでなく、親御さんも夢中になってオリジナルストラップを作っていただきました(^-^)

とてもかわいいストラップを作る方が多く、記念にパシャリ(^^)/

P1340810様々な体験を通してジオパークの楽しさが少しでも広がればうれしいかぎりです!

ご来場の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました(^^)/

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秋田県特別表彰にて大潟村案内ボランティアの会が表彰されました!

こんにちは、コンバインイクタです。
まだ残暑は厳しいですが、9月を迎え、どんどん冬に向けて季節が流れていきますね????

さて、先日8月29日は秋田県の『県の記念日』でした!
なぜこの日なのかというと、1871年の廃藩置県によって”秋田県”が誕生した日だからだそうです。

そして『この記念日にちなみ、自発的な活動により、県民に明るい希望と活力を与えるなど、県勢の推進に多大な功績があった団体・個人を表彰する』(美の国あきたネットから抜粋)という記念事業に、大潟村案内ボランティアの会が選ばれました!
表彰式には、会を代表して会長の石原敏子さんが賞状を受け取られました。

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なぜ本案内ボランティアの会が選ばれたのかというと、
1.大潟村は世紀の大事業といわれる八郎潟干拓により誕生した地であり、当時の入植者がガイドとして多数在籍し、自らの体験をもとに八郎潟干拓事業や大潟村開村の様子、村内の農業生産活動について、村内の生態系等を無償で案内・解説を行っている。

2.男鹿半島・大潟ジオパークが東北で初めて日本ジオパークネットワークに認定された際は、その審査の過程において村の魅力や独自性のアピールに力を発揮した。

3.ジオパーク認定後は、各会員がジオパークに関する知識を習得し、認定ガイド団体としてジオパークの案内も行うなど、幅広く活動を行っている。

この3つがポイントだったようです。

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????表彰後、インタビューを受ける石原会長

ボランティアさんはほとんどの方が当時の入植者自身です。国営事業の一環で出来たばかりの村へ来て、(研修を受けたとはいえ)右も左もわからない激動の時代を耐え抜いた方がほとんどです。
そんなボランティアさんたちの頑張りが表彰されたということは、とても感動的ですね。
もちろん入植者の方だけでなく、2世の方や大潟村へ嫁いできた方なども会員として活動していらっしゃいます。

ただ、やはり日本と同様ボランティアの会も高齢化の波には逆らえず、長時間の案内が大変になってきたという方もいます。
今後はどうやって若年層を会員にしていくか、後継者等を育成するかが課題だと思います(勝手に)。

とても光栄な賞をいただくことができ、干拓博物館ともどもボランティアさんたちと頑張っていきたいです!

へば、まんず????

参考:美の国あきたネット
「県の記念日」記念事業 令和4年度秋田県特別表彰について

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ジオパーク学習センターで「地球にやさしいエネルギー」を考えてみよう!!

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

男鹿市は、「次世代エネルギーパーク」に認定されています。ジオパーク学習センターでは、グリーンイノベーションというテーマで「地球にやさしいエネルギー」を様々な体験学習を通してわかりやすく紹介しています。また男鹿市の油田の歴史なども併せて解説しています。それではその楽しい体験学習のいくつかを紹介しましょう。IMG_0921 ▲風船とSDなどを材料に、子どもたちがホバークラフトを作って走らせているところです。かなりのスピードで走ります。IMG_2242 ▲こちらは、100円ショップの商品に内蔵されている圧電素子を取り出して振動させてLEDを光らせようとしているところです。おもしろいでしょ!! 少し汗をかきますけど。IMG_0801 ▲こちらも100円ショップの商品からソーラーパネルを取り出して作ったものです。光に反応してステキな音楽が鳴り出すとっても小さな「ソーラーハウス」です。

この他にも、みんなが「あっ」と驚くようなおもしろいエネルギーをいろいろ紹介しています。みんなはどんな未来のエネルギーを考えるかな!?。ジオパーク学習センターで未来のエネルギーについていっしょに楽しく学んでみませんか!!

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秋田魁新報にて味楽農場さんの応援商品が紹介されました!

こんにちは、コンバインイクタです????

先日、8月26日付の秋田魁新報にて当ジオパークの応援商品でもある味楽農場さん『あずき玄米粥』が紹介されました!

NEWあずき玄米

大潟村の大地で育った米と小豆、そして男鹿の塩とジオパークで採れる素材のみで作った化学調味料不使用の玄米粥です。
電子レンジでも、湯煎でも、そしてそのままでも食べられます!
かさばらないのでどこでも持ち運びに便利。保存食としてもOKですので、万が一のときのお供としていかがでしょうか?

販売場所はこちら????????

道の駅おおがた
味楽農場公式ホームページ
モンベル フレンドマーケット
メルカリShop

店頭販売だけでなくさまざまなオンラインショップにも対応しているので、ぜひ他の応援商品も併せてお買い求めください????

へば、まんず????

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理科の学習などに適したジオパーク学習センターの体験学習

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

理科や社会、総合的な学習、防災学習、修学旅行などを目的に小・中学校の団体申し込みが、この時期、かなり増えてきました。その中で体験学習の依頼や指定をする学校が増えています。その中から、人気のあるジオパーク学習センターの体験学習や教材を幾つか紹介しましょう。IMG_1378 ▲特に人気があるのが堆積岩と火成岩の「岩石標本観察」です。説明員のヒントをもとに、グループごとに岩石に触れたりルーペで観察したりしながらみんなで話し合いながらどんな岩石かを考えていきます。IMG_2001 ▲こちらも体験学習として学校から指定が多い地震の際の「液状化現象実験」です。液状化の様子がよく理解できます。子どもたちにも人気があります。防災教育にもつながります。IMG_2038 ▲こちらも人気のある火山噴火実験です。マグマの粘りの違いでどう山ができていくか、観察できます。寒風山のでき方も見えてきます。IMG_9825 ▲こちらも子どもたちに大人気の火山噴火実験です。火砕流の動きなど迫力満点の噴火の様子が観察できます。防災学習にも役立ちます。IMG_9654 ▲「岩石の触れ合いコーナー」では、様々な岩石に触れて学ぶことができます。このコーナーも子どもたちに人気があります。

IMG_0447 ▲男鹿半島のでき方と合わせ、日本列島や東北日本のでき方も楽しく考えることができます。

9月、10月の学校団体のご予約はお早めにどうぞ!!

※ジオパーク学習センターでは、感染症予防のため、入口には、ハンド用消毒液を置き、センター内は常に換気を行っています。また説明員はマスクをしています。みなさんもご来館の際はマスク着用をお願いいたします。

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夏休みは自由研究を目的に多くの子どもたちがジオパーク学習センターに来館しています

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

今年の夏休みもジオパーク学習センターに多くの子どもたちが来館しています。目的は「夏休みの自由研究」です。学習センターでテーマを見つけたり、研究を深めたりしています。おもしろい体験学習もありますので、みなさん、楽しみながら研究を進めています。その体験学習の様子を幾つか紹介しましょう。IMG_2230 ▲「かわい~い!!」。子どもたちが、「岩石アート」の体験学習をしているところです。とっても楽しそうです。IMG_2219 ▲「高く飛んだよ!!」。カットした牛乳パックと輪ゴムを使って、少しドキドキしながらカエルが飛び跳ねる体験学習をしています。安全のため、顔から離して行いましょう。IMG_2220   ▲「回線をつないだらメロディー流れてきたよ!!」。100円ショップの商品からソーラーパネルを取り出して再生可能なエネルギーの実験をしているところです。

ジオパーク学習センターには、男鹿半島・大潟ジオパークに関するパネル展示とともに、こんな感じで楽しみながら考える体験学習がいろいろあります。さあ、みんな、夏休みの自由研究がんばってね!!応援しています。

 

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ジオパーク学習センターの自由研究に適した夏休みコラボ企画、続々開催!!

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

8月上旬に行われた各種団体とジオパーク学習センターとの楽しい夏休みコラボ企画を一部紹介します。IMG_2179 ▲「夏のステキな思い出にいかが!!」。完成した貝殻のビーズストラップづくり。完成までいろいろ工程があります。かわいいでしょ!!IMG_2185 ▲「すご~い!! な、な、なんと、幸運を呼んでくれるという四葉のクローバーの押し花ではありませんか」。短時間でできる押し花づくりですが、きれいにできるためには実はコツがあります。とってもステキ!!IMG_2187 ▲体験学習のあとで、海の環境についても考えてみました。写真は海洋が温暖化したらどうなるか実験で観察しました。IMG_2188 ▲こちらは、海洋が酸性化したら海の生物はどうなるのか、実験をしてみました。

続いてその翌日に別の団体とジオパーク学習センターで開催されたコラボ企画です。

IMG_2208 ▲貝殻や厚紙を使い、思い出に残るフォトフレームを作ってみました。とってもステキでしょ。IMG_2222 - コピー ▲「え、えっ!!バーコードが浮き上がってきたよ」。最後に、紫外線をはがきに当てるとどう見えるのか実験してみましたよ。昆虫や植物と紫外線の関係という視点でみんなで考えてみました。おもしろいでしょ!! 生物多様性について視野が広がります。

ジオパーク学習センターでは、様々な団体と学習センターを会場にしてコラボ企画を行っています。お気軽にご相談ください。

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「火山灰のプレパラートと標本」づくりに、多くの子どもたちが参加

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

7月30日に男鹿市ジオパーク学習センターでジオパーク夏休みわくわく教室が開催され、多くの子どもたちや保護者のみなさんが来館しました。今年のテーマは「火山灰のプレパラートづくりと標本づくり」。子どもたちが楽しく熱心に体験学習をしている様子を少し紹介します。IMG_2143 ▲最初に蒸発皿に火山灰を少し入れ、その上に水を加えているところです。IMG_2144 ▲火山灰を指で軽く洗い、濁った水をバケツに流しているところです。これを数回繰り返しました。IMG_2154 ▲穴を開けた厚紙にセロテープを貼り、セロテープの部分に乾いた火山灰を少し付けているところです。これで自宅にある身近な材料を使って簡易的な火山灰のプレパラートの完成です。

そしてこれを館内の実体顕微鏡で火山灰の様子を観察しました。みんな、楽しそうです。「火山灰の様子がよくわかる」という子どもたちの感嘆の声も聞こえます。IMG_2165 ▲さらに火山灰と凝灰岩の標本づくりにも挑戦しました。IMG_2132 ▲最後にマグマが上昇し発泡して爆発的な噴火が起きる様子を観察していただきました。(写真は夏休み教室の前日に実験の練習をした様子です) 当日は思っていたより早く噴火を始めてしまい少し焦りました(それで噴火の写真を撮る時間がありませんでした)が、地上4~5mほどまで高く噴火し、参加者のみなさんから思わず拍手をいただきました。温かい拍手ありがとうございます。

この日はさらに火山灰や凝灰岩、マグマについていろいろと学び、振り返りができるように観察学習シートに書き込んでもらいました。

みなさん、安全で楽しい夏休みをお過ごしくださいね!!

 

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第五回ぶらりジオの旅 ~入道崎編~

こんにちは、コンバインイクタです????

このぶらりジオの旅も第5回、寒風山編は無駄に3パートあったのでのべ8回目となりました。結構書いたな~!
そんな今回は男鹿半島の先端部分、入道崎となっています。

 

入道崎といえば、オカルトマニア的にはやはりUFOの存在ではないかと。
時は平成15年9月16日。今から約20年前に『お食事処 みさき会館』の店主さんが夕日の沈む入道崎で遭遇したという未確認飛行物体・・・その際に撮影したビデオが地上波で放映され、話題を呼びました。
みさき会館さん横にあった目の引くセンセーションなUFO出現という看板は撤去されていました。経年劣化でしょうか、悲しいね。

 

と前置きが長くなりましたが、一般的に入道崎といったらやはりこの黒と白の縞模様の灯台ではないでしょうか!IMG_4331
????どうして白黒の縞模様なのか?というと、「雪が降っても海上からわかりやすいように」という理由でした。
明治31年に建てられ、4月から10月までは1人200円で上まで登れます。ちなみに私は体力的な意味で断念いたしました。

そしてこの入道埼灯台、つい先日『燈の守り人プロジェクト』でキャラクター化されています。CV.大和田仁美さん!大和田さんといえば某競走馬美少女化ゲームのパワーあふれるファ????子だったり、某偉人召喚ゲームの魔女裁判を起こした少女だったりと可愛らしい声に定評がありますが、この入道埼灯台こと斧松元はおそらく男鹿開拓の立役者・渡部斧松)ではボーイッシュな役柄をされています。
興味のある方は、Youtubeにボイスドラマが公開されていますのでぜひ(ステマではありません)。

 

 

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????こちらはジオサイトの一つ『鹿(しし)落とし』です。
名前の理由は直球で、かつて男鹿に鹿????が多数生息していましたが、あまりに増えすぎたためここから落としてしまおう!という経緯からつけられたものです。ひどい。
しかしそんな鹿落としの断崖には火山灰や火山礫が積み重なって固まった溶結凝灰岩があります。それが崩れた後海で磨かれ、選ばれし岩は男鹿の名物料理・石焼料理に使われています。
鍋に熱した石を突っ込むなんて、昔の人は何をどう思って「鍋に石突っ込んだろ!」という考えに至ったのかすごく気になります。博物館の蔵書に答えはあるのだろうか・・・????

 

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????続いては『北緯40°線モニュメント』『地図石』『日時計石』『北斗の石』です。
1枚目向かって真ん中にあるのが日時計石と地図石、その更に奥側にあるのが真北のラインを表す北斗の石です。入道崎と彫られた岩の後ろにあるのは『波の石舞台』。
2枚目は別アングルから。このアングルもイイ!
このオブジェ群は『太陽の日時計』が天空、『波の石舞台』が海、『北斗の石』が大地を表しているのだそう。
ん?これ、あとは呪われし姫君がいれば完全に????クエストになるんですが・・・
みんなも入道崎に来て、勇者になろう!

 

 

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????最後は『鬼の俵ころがし』です。
こちら、少し見えにくいですが左右がピンク色の岩石(花こう岩)なんです。ピンクとは・・・?
その花こう岩の間に濃い茶色の一本道があります。こちらは玄武岩で、鬼が米俵をころがして運んだように見えることから『鬼の俵ころがし』と呼ばれています。鬼はここからどこへ米俵を持って行こうとしたんだろうと考えると止まりません。というか米俵はどこで採ったものなんだろう・・・とか。
そして、その奥に見える黒い岩が火山角礫岩(かざんかくれきがん)です。

この岩石たちは、若い順に玄武岩が2000万年前、火山角礫岩が7000万年前、花こう岩が9000万年前になっています。恐竜が絶滅したのが約6500万年前と言われていますから、玄武岩以外はそれ以前から存在していたことになります。なんだか壮大な話ですが、ジオサイトとなっている岩石群の多くは何万年前なので、それがもうデフォルトということなんでしょう。

 

長くなりましたが、魅力は伝えられたでしょうか?私は未だに入道崎と聞くと思い出すことがあります。
中学1年生だった当時、歴史の授業でしたか、男鹿市出身の先生から教わっていました。先生は国の成り立ちの話をしていたときに、たとえで
「もし私が入道崎王国を作ったとしたら、私が王なんです。」--と言ったことを10年余経った今でも思い出せます。
その先生は学年を越えて聞いていると眠くなる声をしていると言われている人でしたが、歴史の授業は好きだったので熱心に聞いていました。
そこで入道崎王国。UFOは領空侵犯なんだろうか・・・そもそも入道崎王国ってなんだ!?
おそらくクラスの誰一人、いや先生の授業を受けた生徒の誰もが覚えていないでしょうが、なぜか私の心の中には今でも『入道崎王国』が建国されているのです・・・。

 

ふざけすぎ。
へば、まんず????

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