こんにちは!!
ようこそ大潟村へカムチャッカ半島から大地の地へ
シジュウカラガンがやってやってきました。
絶滅したと思われていたシジュウカラガンが復活するまでの
お話を今日は書きます。
20世紀初頭、世界的な毛皮ブームによりシジュウカラガンの
繁殖地の島にキツネが放されました。
1938年千島列島やアリューシャン列島からシジュウカラガンが
姿を消し、日本への渡来も途絶えたそうです。
1962年奇跡が起こりました。
アリューシャンでアメリカの研究者がシジュウカラガンの小群を発見。
アメリカ政府は羽数回復チームを作り成果を上げたそうです。
1972年から73年伊豆沼でも3羽のシジュウカラガンが
発見されました。
日本の空にもう一度シジュウカラガンの群れを呼び戻そう!
初代 日本の雁を保護する会会長 横田義雄 さんが立ち上がりました。
1982年八木山動物公園にシジュウカラガン繁殖施設が出来ました。
2年後、初めてにヒナが誕生し野生復帰事業が始まったようです。
1995年~2010年
シジュウカラガンの親鳥を八木山からカムチャッカに送りました。
そこで生まれた若鳥をヘリコプターでェカルマ島に運び放鳥しました。
2007年
放鳥したシジュウカラガンが家族を連れて渡ってきました。
長い長い道のりをえて現在は飛来数3,000羽を超えて
絶滅から復活への道が歩み始めました。
このお話は
日本雁を保護する会会長 呉地正行 さんの
公益信託「サントリー世界愛鳥基金(2017年度)」の助成金で
作成した「シジュウカラガン復活」~絶滅したと思われていた
シジュウカラガンが復活するまでの物語~
から掲載しております。
黒い頭と首に白い頬と首輪が目立つとても印象的なシジュウカラガン
です。野鳥に関心の薄い私でもなんだか野鳥観察会に
参加してみたい気分になりました。
3月4日は日本雁を保護する会 会長の呉地さんが講師として
大潟村に来てくださいます。
是非、大復活したシジュウカラガンを見にきてください。
SASAKIでした。