船川第一小学校4年生のみなさん、払戸小学校6年生のみなさんが来館しました。

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

船川第一小学校4年生のみなさんは、主に地震についての防災学習で来館しました。地震がどうして発生するのか、自分たちが住んでいる地域で過去にどんな地震があったのか、また津波についてなど幅広く学びました。

▲こちらは、地震の際の液状化現象実験の体験学習の様子です。地震の揺れで土地がどのように変化するのか、その原因も含めてみんなで考えました。

▲こちらは、地震の揺れと地盤の固さの関係を考える実験です。みなさん、プリンや羊羹が大好きなので目がとっても輝いています。実験結果から防災についてもみんなで考えました。防災では、もしライフラインが止まった場合のことも話し合ってもらいました。

続いて、払戸小学校6年生のみなさんです、理科「土地のつくりと変化」と、総合的な学習「郷土の偉人・渡部斧松の功績」の学習で来館しました。

▲こちらは、迫力のある火山噴火実験を行っているところです。火砕流の動きも見ることができます。また岩石標本観察を通して、砂岩と泥岩の違いなども学びました。

▲ジオパーク学習センターで学んだことを基に、男鹿半島の主要なジオサイト・安田海岸に出かけ、地層のできかたを観察しました。写真は貝化石層を観察しているところです。この日は、火山灰層、貝化石層、亜炭層、傾斜不整合、断層を観察し、当時の環境や土地の変化をみんなで考えました。

※9月・10月は学校関連の団体などが多数来館しますので、来館希望の団体は、お早目にご相談ください。

Category : お知らせ

まさかりの大地、下北に行ってきました!~第14回日本ジオパーク全国大会の巻~

ジオメイトのみなさま、おはこんばんちは(・ω・)ノ

男鹿半島・大潟ジオパークの専門員たかみーです⛄🌹

8月30日~9月1日に青森県むつ市で第14回日本ジオパーク全国大会下北大会が開催され、

男鹿半島・大潟ジオパークからも事務局員8名、大潟村からガイドさん2名が参加しました。

運営会議、口頭発表やポスター発表、大交流会でいろんな地域のジオパークの方々と交流しました。

参加したみんなが何かしら気づきや学びを得たことでしょう(´∀`人)

全国のジオパーク関係者が下北に一堂に会し、それぞれパワーアップして、

またそれぞれのホームへ戻っていく…。ネットワークの力、仲間の力ってすごい。

分科会③実験を活用したジオパーク教育の手法と活用では、

ジオパーク学習センターのジオ太郎さんが発表しました!

大変好評だったようで、いつもお手伝いをしている私もうれしく思っています。

わたしは分科会⑪ジオパークによる海洋保全活動に参加しましたが、

こちらはまた別のブログで書こうと思います。

そしてそして!大交流会ではマグロの解体ショーが行われました!

大会運営スタッフの下北ジオパークのみなさんのおもてなししたい!という気持ちがひしひしと伝わってきました!

マグロのお刺身、とっても美味しかったです*:.。.:*゜( n´∀`)n゜*:.。.:*

これからもずっと美味しいマグロが食べられるように、海をきれいに、

海の生態系も陸の生態系も守っていかなければいけないと感じました。

下北ジオパーク全国大会のスタッフのみなさん、

全国から参加されたジオパーク関係者のみなさん、

台風10号の影響で惜しくも参加できなかったみなさん、

大変おつかれさまでした。

来年、十勝岳ジオパークでお会いしましょう(・ω・)ノ

Category : お知らせ

日本ジオパーク全国大会下北大会分科会「実験を活用したジオパーク教育の手法と活用」でジオパーク学習センターの事例を発表しました。

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

▲会場で,ジオパーク学習センターで行っている男鹿半島にある寒風山のできかたを考える火山噴火実験「スライムを使った溶岩の粘りけ実験」を紹介しました。

▲続いてジオパーク学習センターで行っている様々な実験や体験学習の事例を紹介しました。

当日は、参加者のみなさまからたくさんの貴重なご意見をいただきたいへんありがとうございました。

Category : お知らせ

試験堤防

こんにちは。さきいかです🦑

暑い日が続いていますね。
お盆期間中は干拓博物館にたくさんのお客様がいらっしゃいました♪
大潟村の成り立ちについて熱心にきかれる方もいましたよ。

今日は、試験堤防についてです。

八郎潟干拓工事のスタートは堤防を築くことです。
八郎潟の軟弱な地盤に堤防を築くには基礎となる部分を造る必要がありました。
どうしたものかと考えた結果、3つの案が挙げられました↓
①サンドベッド工法…軟弱地盤上に透水性の高い砂や砂礫を敷くことで、地下水の排水を行い、地盤の強度を高める工法。
②砂置き換え工法…軟弱地盤上の全部または一部を砂に置き換える工法。
③サンドパイル工法…地中に直径30~50㎝、高さ10mほどの砂の柱を多数設置して、盛り土などの荷重により排水を促す工法。

このうち①と②の工法が選ばれ、どちらがより優れているかを検証するために、250mずつ試験的に堤防を造り実験が行われました。

試験堤防は正面堤防のあたりに造られました。
正面堤防の場所は、博物館にある、はぎ取り標本を採取したこちらの付近です。

採取したはぎ取り標本を見てみると、ヤマトシジミが含まれている部分から下は粘土層です。
(白い点がヤマトシジミだよ🐚)

この粘土層の場所に試験堤防を築堤し、沈下や隆起の観測、亀裂の発達状況の観測などを行いました。

こちらが観測の様子です↓

この試験堤防の実験を受けて、沈下速度は緩速であるというデータが導き出され、昭和34年に中央・南部両干拓地の堤防工事がスタートしたわけです☺

ちなみに、実際の堤防は①・②どちらの工法で築堤されたかというと、両方採用されています。
しかし②の工法がほとんどで、正面・東部・西部の築堤に取り入れられたのに対して、①は正面堤防付近に500メートルほどのみこの工法が取り入れられました。

干拓博物館には堤防の造り方をイラストを交えて紹介しているコーナーもありますので、ぜひ見てみてください♪

Category : お知らせ