八郎潟の氷☃

こんにちは。さきいかです。

1月20日は大寒。一年でいちばん寒さが厳しくなるころといわれています☺
でも、今年の冬は暖かいですね~☀
クリスマス頃に降った雪も年末にはほとんど消え、一度は凍った八郎湖も完全に溶けてしまいました。

八郎潟の冬の風物詩といえばワカサギ釣り
こちらは昭和51年のワカサギ釣りの様子でございます↓

釣れた~!!!

楽しそう☺

現在はワカサギ釣り用テントなどもありますが、木箱に入って釣りをするという斬新さ✨

干拓後の八郎湖が結氷しているのを見ますが、もちろん干拓前の八郎潟だったころも結氷していました☃
干拓工事施工計画や船舶管理の資料として必要だったため、昭和25年~昭和36年まで結氷・融氷の時期や結氷範囲などの調査が行われました。
その調査によると、
氷の断面図はこんな感じ↓

八郎潟の結氷はだいたい1月初旬に潟の東南側からスタートしていき、だんだん範囲を広げていきます。下の図でいうとA→B→Cと凍っていきます。

この図の調査をしたときは全面結氷とまではいかなかったようですね。

その年によって異なりますが、水が凍る要因はなんといっても気温☀
積算寒度(0℃以下の日平均気温を積算したもの)が10~20℃位で結氷開始。
全面結氷には130℃以上必要だそうです。

反対に融氷開始は潟西側からスタート。上の図でいうとC→B→Aと溶けていきます。
図の赤丸部分(だいたい野石、宮沢のあたり)は結氷しない年も多かったようです。
氷上の積雪、氷の厚さ、氷泥は潟の東南側が厚く、西側にいくに従って薄いというわけです☺

ではなぜ西側は凍りにくいのか?
その正確な答えは調べても出てきませんでした(‘_’)
が、資料をあれこれ読みあさり、私なりに仮説を立ててみました!
仮説① 冬期の風向が北西のため
仮説② 北西の風で氷泥が東南側に流される
仮説③ そもそも沿岸と内陸で気温が違う
仮説④ 東南側は流入河川が多いため、塩分濃度が薄く真水に近い
あくまでも予想です・・。もし、理由を知ってるよという方がいましたら教えてください☺

今日はここまで。
また来週~

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2024年ジオパーク冬休みわくわく教室「音楽が流れるソーラーハウスを作ろう」開催

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

1月6日(土)に、たくさんの子どもたちや保護者が参加して、2024年ジオパーク冬休みわくわく教室「音楽が流れるソーラーハウスを作ろう」(会場:男鹿市ジオパーク学習センター)が開催されました。

今回は、その様子を一部紹介します。

IMG_4020

「夢が広がる私のすてきなハウス!!」最初に自宅と機械室の外観をデザインし、それから入り口に表札を作ります。IMG_4021

▲続いてハウスの屋根に配線をしてソーラーパネルを取り付けます。簡単そうにみえますが、内部の配線が意外に難しいんです。IMG_4022

「ヤッター!!素敵なメロディが聞こえてきたよ!!」。音楽が流れるように配線してスイッチをセットしたらでき上がり。庭には芝生も作りました。描いたハウスのイラストをよく見ると、ハウスの中では楽しそうに愛猫も飛び跳ねています。みなさん、それぞれ未来のステキな我が家を1時間以上かけて完成させました。みんな、音楽が流れるソーラーハウスに満足しています。

その後で、SDGsとエネルギーや、青空のできかた、人が見えない光、雷の光と音について実験を通してみんなで考えました。IMG_4047

「あれっ!!バーコードが見えてきたよ!!」。年賀状に、ある光を当てると、何かが浮かび上がってきましたよ。IMG_4027

▲ぺットボトルの中に「青空」を作ってみましょう。併せて「夕陽」も作ってみましょう。どうして青空ができるのか、みんなで話し合ってみましょう。IMG_4045

▲光の性質についても実験してみましたよ。みなさんとっても楽しそうでした。

 

※今年も楽しくみんなで協力しながら深く学べる科学教室を企画してまいりますので期待してくださいね!!

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男鹿半島・大潟ジオパークガイドの会と大潟村案内ボランティアの合同勉強会が開催されました!

あけましておめでとうございます。さきいかです。
今年も男鹿半島・大潟ジオパークをどうぞよろしくお願いいたします(._.)

年が明けてすぐ能登半島地震が発生し、たくさんの犠牲者が出ました。余震も多く発生しています。
地球は豊かな恵みを与えてくれますが、一方で深刻な災害をもたらします。
日本の陸地面積は、世界全体の0.25%程度ですが、マグニチュード6以上の大地震の約20%は日本で起きています。地震が起きれば津波が起こり、地震の起きやすい場所には火山も多くあります。
自然災害の多い地域であることを再認識し、あらためて防災・減災について考えなければと感じております。

一日も早い行方不明者の発見と被災地域の復興を願っています。

さて、12月17日(日)に男鹿半島・大潟ジオパークガイドの会と大潟村案内ボランティアの合同勉強会が干拓博物館で開催されました☺

今回は銚子で開催されたジオパーク全国大会の報告と「男鹿と大潟村の生き物最前線」の講演を行いました。
大潟村案内ボランティアの会から森本さんと松崎さん、男鹿半島・大潟ジオパークガイドの会から澤木会長の報告です。

案内をする際、お客さんとのコミュニケーションに悩んでいたという森本さんですが、お客さんに対して質問を投げかけながら案内をすると良いということが勉強になったと話されていました☺

また、松崎さんからはガイドのスキルを身につけること、澤木会長からは全国的にガイドの数が少なくなっているとの報告がありました。
大潟村案内ボランティアのメンバーは実際の入植者(またはその子)がほとんどで、実体験など入植者ならではの案内を行っておりますが、村立60年を迎えようとしている今日、ボランティアを続けていくことが難しくなってきております (‘_’)
どのように存続していくか考えさせられる時間でした。

ちょっとここでひといき☺
ジオの恵みがつまったスイーツでティーブレイク☺
頭を使った後の甘いものは染みますね♪

これは✨柿のロースイーツ(ムース) ✨でございます。
作ってくれたのは、大潟村地域おこし協力隊 木綿美奈子(もめんみなこ)さんです!
ロースイーツのロー(Raw)とは生の食材のこと。生きた(=生命力に満ちた)食材とされ、動物性食品を使わず、主にナッツやココナッツオイル、果物から作られているそうです。
ぜひまたジオの恵みでいろいろなものを作っていただきたいです☺

後半は、大潟村干拓博物館館長による「男鹿と大潟村の生き物最前線」の講演を行いました。

男鹿の沖合は「生物多様性の観点から重要度の高い海域」に選ばれているのだそうです。これは沿岸域等の開発や資源の乱獲、汚染、水温上昇などで環境が悪化しているため、国際的にも国内においても海洋環境の保全が強く求められている場所を指しています。
このままでは近い将来、水温上昇によって今まで捕れていた魚が捕れなくなり、食文化が失われる・・・(°□°;)
なんてこともあるかもしれません。
大潟村は陸にしたことで陸に生息する生物が増えました(特に野鳥にとっては楽園)。しかし、淡水になったことでシジミがいなくなり、さらにはアオコの問題などが発生・・・
などなど、現在の男鹿・大潟村の生き物最前線を教わりました。

どのように守り伝えていくか、とっても中身の濃い勉強会となりました☺

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ジオパーク学習センター年始のお知らせ

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

みなさま、明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

年始のお知らせ

ジオパーク学習センターは、2024年1月4日より開館いたします。

1月のイベント

1月6日(土) 2024年ジオパーク冬休みわくわく教室 募集は締め切りました。

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