みんなに知ってほしい自然災害伝承碑

全国のジオメイトのみなさま、おはこんばんちは(・ω・)ノ

男鹿半島・大潟ジオパーク専門員兼ジオガイドのたかみーです。

 

1月某日、当ジオパーク推進協議会アドバイザーである菅原寿氏がテレビ取材を受け、そちらに同行させていただきました。行き先は男鹿市の加茂青砂海岸です。

昭和58年(1983)に秋田県能代沖を震源とするマグニチュード7.7の地震が発生し、ここ加茂青砂海岸に遠足でやってきていた合川南小学校(現 北秋田市)の4年生と5年生の児童13名が津波の犠牲となりました。こちらの石碑「合川南小学校児童津波殉難の碑」は国土地理院の自然災害伝承碑に登録されています。当時消防士だった菅原氏はここ加茂青砂海岸で子どもたちの救助と捜索にあたりました。

「日本海には津波は来ない」「地震が来たら海に逃げろ」

日本海中部地震以前に実際に言われていたことです。「地震が来たら海に逃げろ」という言い伝えが広まったのは諸説ありますが、昭和14年に発生した男鹿地震が大きく関係しています。津波を心配して山に逃げた少女が落石に巻き込まれて亡くなったことが当時新聞で大きく報道されました。このときの地震では津波は来なかったため、海の方が安全だとなり、「海に逃げろ」となったそうです。今は地震が発生したらテレビで地震速報が流れて、「この地震による津波の心配はありません」とか教えてくれるので、科学の発展ってすごいなぁと思います。

男鹿半島・大潟ジオパークには全部で6基の自然災害伝承碑があります。もしかしたら皆さんのおうちの近くにも自然災害伝承碑があるかも?ぜひ調べてみて、昔の人からのメッセージを受け取ってくださいね(・ω・)ノ

Category : お知らせ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です