こんにちは!!
今日は大潟村で開催しています
「ジオパーク登録地・大潟村の生きもの展2017」の紹介をします。
ジャジャ~ン
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企画展示室がすぐわかるようになってます。
多様な生きものが生息し、豊かな自然環境を有する干拓地大潟村
まずは鳥類です。
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干拓地に鳥類が棲息するのは、餌の確保、繁殖、休憩、避難などが
大きな目的です。
水との関わりが非常に多いのが八郎潟干拓地の鳥の特徴です。
野鳥のはく製とパネルも展示してあります。
はく製を作るのにあたって、生きた状態で捕まえ殺してはく製に
したのではなく、あくまで死んだ状態のを傷む前に見つけた場合
素早く冷凍保存し、その後はく製にしたものです。
大潟村は鳥の楽園と言われるほど鳥類を中心にたくさんの
生き物がいる村です。
そのお陰で、死んだ個体も比較的多く見つかります。
当館では、主に生きものの調査・保護活動をされているような方に見つけて
もらい収集しています。
大潟のほ乳類のコーナーです。
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八郎潟干拓地には、当初ほ乳類はほとんどいませんでした。
最初のほ乳類はネズミ対策のためのイタチです。
このイタチは、遠く鹿児島からおよそ100頭移入されたそうです。
現在は、正確に調査は行われておりませんが、目撃情報から
タヌキ、キツネ、アナグマ、ウサギ、モグラ、コウモリ
リス等と考えられています。
他の地域と比べ、生息するほ乳類の種類が少ないのが特徴ですね。
鳥類は、干拓前から水鳥を中心に多数見られましたが、陸地になった
ことで、シギやチドリ類が休憩やエサの確保のため訪れるように
なりました。干拓前には見られなかったチュウシャクシギ、
ツルシギ、タゲリ等約20種も増加したと報告されています。
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昭和48年干拓地内のヨシ原で、当時「幻の鳥」と言われた
オオセッカの生息が確認されました。
干拓後に植えられた防風林が成長し、立派な林になったことにより
松林にゴイサギやシラサギ類がコロニーをつくるようになりました。
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田んぼは、両生類のカエルにとっても格好の住みかです。
特にアマガエルは数も多く、生体になると草の上で活動し、田んぼでイネの
害虫をたくさん食べてくれます。
周辺の環境に合わせて体色が
変わるのも大きな特徴です。トノサマガエルも数多く
田んぼに水が入ると繁殖が始まります。
アマガエルとは異なり、一生水の中で暮らします。
これらカエルの天敵が、サギ類やイタチのほか、は中類ではヘビです。
ヤマカガシは田んぼの周りに多く、カエルを捕まえます。
こちらは、子どもたち参加のコーナーです。
ぬりえをしたり折り紙で遊んだりできます。
できた作品はこのコーナーに展示できます。
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どんなコーナーになるのかとても楽しみですね。
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大潟村博物館の人間と生きもの共生をご覧ください。
今日は長くなってしまいました。
じゃ、またね
SASAKIでした。