秋田県立博物館の企画展「秋田の宝 県指定文化財展」で男鹿図屏風が展示されています

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男鹿半島・大潟ジオパーク専門員兼ジオガイドのたかみーです。

2月15日から秋田県立博物館で開催している企画展「秋田の宝 県指定文化財展」に行ってきました!

この企画展で展示している、あるものが見たかったのです。

門前の赤神神社にある男鹿図屏風の本物が見たくて行ってきました(こちらはレプリカです)。

男鹿図屏風は左隻(させき:左側の屏風)と右隻(うせき:右側の屏風)があるのですが、赤神神社のレプリカは右側のみなので、企画展で左右そろって見ることができて感無量でした。あまりにじっくり見ていたもんだから、何度もガラスに頭をぶつけそうになりました。赤神神社では見られない左側では戸賀湾や目潟が描いてあります。男鹿半島が山岳信仰の霊場としてにぎわっていた様子が大迫力で伝わってきます。

男鹿に関するものは男鹿図屏風のほか、江戸時代末期に船越の鈴木重孝さんが書いた男鹿半島の地誌「絹篩(きぬぶるい)」の展示もありました。こちらもすっごく面白くて、もっとじっくり見たいからもう1回行こうかな。

男鹿図屏風のとなりには「紙本着色象潟図屏風」が展示してあり、男鹿半島・大潟ジオパークと鳥海山・飛島ジオパークに関するものがそろって展示してありなんだかほっこりしました。文化元年の地震で隆起する前の象潟の風景が描かれている屏風なのですが、九十九島の島ひとつひとつに名前があって驚きました。

ふと思い出しましたが、私の母の実家は鳥海山のふもとの百宅集落から大潟村に入植してきたのですが、大潟村に引っ越してきたときに一緒に山の神様もお引越ししてきました。母の実家の庭には祠?の中にお地蔵様みたいなのがいます(母曰くお地蔵様ではないとのこと)。百宅集落はダムになってしまうので、もしかしたら結構貴重なものなのでは・・・。大切に守っていってほしいです。

企画展は4月6日まで開催されていますので、この機会にぜひ本物の男鹿図屏風をご堪能いただいて、ぜひ赤神神社にも行ってみてくださいね(・ω・)ノ

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