こんにちはー たかみーです(・ω・)ノ
最近SNSで話題になっているアマビエをご存じですか?
江戸時代後期に熊本の海に現れ、「疫病が流行ったら私の写し絵を早々に人々に見せよ」と言って海中に姿を消した妖怪、というより神に近いものだそうです。
ツイッターやインスタグラムなどで「アマビエ」と検索するとたくさんの人がアビエのイラストを投稿しているのを見ることができます。これだけ科学技術が発達しても、今も昔もやってることって変わらないんだなぁと思うとおもしろいですよね。会ってみたいなぁアマビエ。
もしかしたら男鹿にもアマビエみたいな予言してくれる系の妖怪が出た、という昔話があったりするかも?
と思っていろいろ読み漁ってみましたが残念ながら見つけられませんでした。
誰か知ってたら教えてください。
さて、男鹿市福川地区に手足の神様として長く信仰されてきたほこらがあるのをご存じでしょうか(・ω・)?
地元の方たちが大切に管理しているこのほこらは「青竜さま」(せいりゅうさま)と呼ばれ、親しまれてきました。神経痛など手足のケガや病気に悩んでいる人が、木や石を削って手や足の形に作って青竜さまに納める、という習わしがあります。最近では手足だけでなく、いぼが治ると聞いてやってくる人もいるんだそうです。青竜さまは新型コロナにも効くんだろうか…(・ω・)
わたしも最近膝から変な音がするようになって階段の上り下りがつらいので、青竜さまに行ってきました(・ω・)ノ ※まず整形外科に行こう
ほこらの両サイドに置いてある石が、なんとなーく膝から下の部分に見えるのはわたしだけでしょうか?ほこらの中身はちょっと怖くて見ることができなかったんですけど写真を拡大すると何か入ってるように見えます。なんだろう?
青竜さまは県道沿いにあって周りには田んぼがひろがっていますが、およそ50年ほど前は鬱蒼とした林だったそうです。薄暗い林の中のほこらに手や足の形をした木や石が奉納されてる様子は、さぞ不気味で怖かったろうなと思います。実際に当時の子どもたちはほこらの前を通るときは怖くて走って通り抜けたそうですよ。
また、日本人なら誰でも知ってるあの「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげるさんが生前この青竜さまを訪れており、「妖怪画談」という本にその時のことを書いています。男鹿市ジオパーク学習センターに「漫画家水木しげるさんと男鹿市払戸の足手荒神」という特設コーナーもあるので、興味のある方はぜひ男鹿市ジオパーク学習センターにいらしてくださいね。
今回ブログを書くにあたって、ジオパーク学習センターの図書コーナーにある資料を参考にしました。こちらも誰でも読むことができるので、ジオパーク学習センターに行った際には読んでみて、青竜さまにも行ってみてはいかがでしょうか?
日本には八百万(やおよろず)の神といって、神様が数えきれないほどいます。特にジオパークには特徴的な地形から生まれた多様な文化があるので、その地域にしかいない神様や妖怪もいると思います。神様や妖怪が出てくる、ちょっと不思議でおもしろいジオストーリーを探しにジオパークに出かけてみるのもきっと楽しいですよ
図書コーナーに「男鹿の昔ばなし(男鹿市教育委員会)」はありますか?
男鹿市には船を足止めする神様がやたら多くて気になります(笑)記事に関係するものとしては生鼻崎の崖崩れを夢枕で予言した神様とかかなー。あと北浦の「左之さん堂」のお話は考えさせられるものがあります。
北浦には「耳ドッコ」という耳の神様がおられます。お椀を耳の形になぞらえて納めるんだそうです。
ジオパーク学習センターの図書コーナーには「男鹿の昔ばなし」もありますよ♪
船を足止めする神様は釣り人や漁師さんにとってはちょっと困りものかもしれませんね。
風が強い日本海沿岸でかつ昔から漁業が盛んな男鹿ならでは神様で興味深いですね。
北浦の「左之さん堂」のお話は初めて聞いたので今度見てみます♪
「左之さん」は現在も地域の方々に大切にされているものなので、皆様に紹介するにあたってどこまで踏み込んでよいか躊躇してしまいます。火山活動の影響による天明の飢饉の時代の物語でもあり隠れジオサイトですね。
「男鹿の昔ばなし」はいろんな方に読んでほしいおススメの一冊です。