男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。(^^♪
今回もジオパーク学習センターの教育ツール、その③「火山・寒風山のできかた実験」を紹介します。こちらは小学校・中学校の理科に適しています。子供会などにもご利用ください。
男鹿半島の寒風山は、更新世後期に何度も噴火した火山です。現地で寒風山の玄武岩溶岩による火口と、安山岩による火山岩尖を観察する前に、ジオパーク学習センターで溶岩の粘性の違いによる二つの噴火の違いを学びます。実験教材は市販のものを使います。 ▲こちらは寒風山の玄武岩溶岩による噴火の様子を実験で観察しているところです。寒風山の第一火口と言われる場所のできかたを表しています。マグマの粘りが小さいと、どのような山が形成されるのかがわかります。 ▲こちらは寒風山の火山岩尖の跡「鬼の隠れ里」で見られる安山岩の火山岩尖(スパイン)のできかた実験をしている様子です。粘りが大きい溶岩だと、どのように噴火するのかが観察できます。 ▲次にホットプレートで、熱した蜂蜜シロップと熱していない蜂蜜シロップで粘りの違いを観察してみましょう。温度によりマグマの粘性が違うことがわかりますね。 ▲こちらは噴火する前に、地下でマグマ溜まりができていく様子を表した実験です。地球の内部ではダイナミックな動きがあることが体感できます。 ▲火山・寒風山のできかたについてはジオパーク学習センターのパネルでもわかりやすく紹介していますのでご覧ください。
☆彡ジオパーク学習センターでは、様々な体験学習を用意しています。学校教育では、現地観察と併せて活用ください。