「旧大潟村入植予定者観覧用農家住宅」が村初の登録有形文化財に!?☺

こんにちは。湯たんぽが手放せないさきいかです。

このたび、三角屋根で親しまれている「旧大潟村入植予定者観覧用農家住宅」が登録有形文化財(建造物)に登録される見通しとなりました✨
村内初でございます✨

こちらは1969年にモデルハウスとして村中心部に建てられました。
現在ほとんどの家で増築や建て替えが進み、このように残っている家はほとんどありませんが、立て替え後も三角屋根の形を残している家が多いように思います。
※この住宅には居住者がおりますので、敷地内・住宅内には入らないでください×

ということで、今日は農家住宅についてです。

まず、大潟村の集落の特徴は「生活の場と営農活動の場が完全に分離している」ということです。
総合中心地と呼ばれるところに集落が密集しています。
この総合中心地には役場や公民館、幼稚園や小中学校、スーパーや診療所などがあります。
農家は自宅がある総合中心地から自分の田畑に出勤するわけです。

自分の田畑が遠い場所にある方は自宅から20分くらいかけて出勤する方もいます(‘_’)

こちらが当時、総合中心地に建てられた三角屋根の家々です。

まだ木々も低いため、風の強い日は家の中に砂が入って大変だったというエピソードもあります。

三角屋根にした理由は①平坦な干拓地に変化をもたせるため。②積雪地帯のため落雪を容易に。という点からこの形になりました。
また、屋根の色も平坦な・単調な土地に変化を与えるために赤・黄・青になりました。
入植年次ごとに住区がわけられ、屋根の色も入植年次を表しています。

入植訓練期間中に訓練生へ住宅建設の計画図を見せ、抽選で宅地位置を決めました。
そのうえで、住宅は平屋タイプと2階建てタイプのどちらが良いか、部屋の大きさなど好きな家のタイプを決めてもらいました。
※第5次入植者は、第1~第4次入植者に比べ訓練期間が短かったため、訓練所に入所する前に決めてもらい建築したそうです。
将来家族が増えたら増築するかな~とかいろいろ考えて皆さん選ばれたでしょうね~☺

次週、住宅の間取りなど紹介したいと思います☺

Category : お知らせ

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